コラボカフェの現場をさらに殺伐とさせたのが、限定グッズの入手難易度と異常な予約倍率でした。
当時は抽選予約制のシステム自体が現在ほど成熟しておらず、応募しても連日落選するファンが続出。当選確率が数パーセントとも言われるプラチナチケット化し、入店すら叶わないファンが膨大に発生しました。
運良く入店できたとしても、待っていたのは「グッズ完売」の非情な現実でした。アクリルキーホルダーや缶バッジなど、トレーディング形式の人気商品は初日の午前中や早朝の段階で即日ソールドアウト。購入個数制限が緩かった店舗では、一部の心ない買い占めや転売ヤーによる買い占めが横行し、本当に作品を愛する一般ファンにグッズが行き届かない事態が常態化していました。
店内の飲食を済ませた後にグッズ売り場に行くと棚が空っぽというケースも多く、「何のために高いお金と時間をかけてカフェに来たのか分からない」という深い失望感がSNS上の悲痛な叫びとなって現れました。