栗山氏との破局から数年後、福島弓子氏の人生は新たな、そして偉大な軌跡を描き始める。日本プロ野球界のスーパースター、イチロー氏との出会いである。1999年に挙式を行った二人の絆は、アメリカ・メジャーリーグへの挑戦という過酷な舞台でより一層強固なものとなった。
シアトル、ニューヨーク、マイアミと舞台を変えながら、超一流アスリートの食生活やコンディション管理を完璧に支え続けた「弓子夫人」。彼女の徹底した自己管理能力とビジネスセンスは、メジャーリーグ関係者の間でも高く評価された。かつてアナウンサーとして培った鋭い観察眼と配慮の細やかさが、世界のイチローを支える揺るぎない礎となったことは疑いようもない。