アルコールで記憶が飛ぶ罠!脳の海馬を守る画期的な最新予防策

アルコールで記憶が飛ぶ罠!脳の海馬を守る画期的な最新予防策

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たまのブラックアウトを「いつものこと」と放置し、慢性的な大量飲酒を続けた先に待ち受けているのが、ウェルニッケ・コルサコフ症候群というきわめて重篤な脳障害である。アルコールの過剰摂取によって小腸でのビタミンB1(チアミン)の吸収が阻害され、脳の乳頭体や視床が著しく萎縮することで発症する。

精神医学の現場において、この疾患は患者本人のみならず家族の人生をも一変させる恐怖として知られる。急性の「ウェルニッケ脳症」で眼球運動障害や意識障害を来し、適切な処置が遅れると慢性期の「コルサコフ精神病」へと進行する。こうなると深刻な記憶障害が残り、覚えていない過去を無意識に妄想で埋め合わせる「作想」が頻発する。一度失われた脳の構造を取り戻すことはできず、若くして要介護生活を余儀なくされるケースも少なくない。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。