1960年代末、デトロイトの発祥地から世界的ヒットを連発していたレーベルがモータウンだ。創業者ベリー・ゴーディ・ジュニアは当初、子供のグループとの契約に慎重だったと言われている。しかし、弱冠10歳前後のマイケル・ジャクソンが見せた大人顔負けの感情表現とリズム感に衝撃を受け、即座に契約を決断した。
ヒット曲を生み出すべく結成されたプロデュースチーム「ザ・コーポレーション」は、彼らの才能を最大限に引き出す楽曲開発に着手。スタジオでは連日連夜、妥協のない音作りが繰り広げられた。黒人音楽の熱量と親しみやすいメロディを融合させた革新的なアプローチが、世界を揺らす爆発力の源泉となったのである。