本作最大の見どころとして語られるのが、案内役メカ「M1」と囚われのヒロイン「アリス」を巡る伏線回収の緻密さです。異次元をナビゲートし、時に毒舌を交えながらタカシたちを導いた小型ロボット・M1は、単なるサポートメカではありませんでした。
悪魔に捕らえられる直前、アリスが最後の力を振り絞って自身の心と記憶の欠片を外部へ放った存在こそがM1でした。つまり、M1自身がアリスの精神的具現化であり、チーム・アリスは最初からアリス本人の意志に導かれて旅を続けていたのです。
この仕掛けはキャスト陣の配役にも巧妙に隠されていました。M1とアリスの声優キャストはいずれも豊口めぐみが担当しており、当時リアルタイムで視聴していた子どもたちの中には、エンディングクレジットを見て初めてその繋がりに気づき鳥肌を立てたファンも少なくありませんでした。