2019年の登場から数えて7年目を迎えた12代目カローラ(E210系)。通常であれば、初期型は大幅な値崩れを起こし、100万円を切る個体が続出してもおかしくない時期だ。しかし、2026年春時点の国内流通データを検証すると、予想を裏切る強気の相場が維持されている。
特に2026年〜2026年式の「カローラツーリング」および「カローラスポーツ」のハイブリッド仕様は、3年経過時の残価率(リセールバリュー)が65%〜75%前後をキープ。走行距離が3万キロ未満の個体に至っては、新車時の乗り出し価格と大差ない店頭表示価格が掲げられていることも珍しくない。背景にあるのは、新車価格そのもののボトムアップだ。原材料費高騰や安全装備の高度化により、最新型新車の支払総額が跳ね上がった結果、相対的に「状態の良い高年式中古」へ需要が集中する構造が生まれている。