2000年代後半、大ヒット映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でロン・ウィーズリーに猛烈なアタックを仕掛ける少女ラベンダー役を演じた時、世界中の視線が彼女に注がれた。一歩間違えれば大衆からの嫌悪を買いかねないキャラクターを、愛らしくもコミカルに演じ切った度胸と演技力は当時から異彩を放っていた。
しかし、巨大フランチャイズがもたらした熱狂の渦が去った後、多くの元子役が直面する「ハリウッドの固定観念」という壁に彼女もまた突き当たることになる。オーディションで求められる典型的な記号的ビジュアルや、役者としての枠組みに対する違和感。それらを力ずくで破るために選んだ武器こそが、自身の手で生み出す言葉とイラストだった。