2026年に入り、気候変動の影響とみられる局地的大雨や急激な気象変化は、さらに苛烈さを増している。山形県や長野県の山間集落では、主要なアクセス道路が崩落した際、孤立状態が数日間に及ぶケースが多発した。ヘリコプターによる物資輸送は天候に左右され、高齢化率が60%を超える地域での緊急搬送遅延は直ちに生命の危険へ直結する。
「道が途絶えた瞬間、私たちは世界から切り離される」。ある被災地域の自治会長は切痛な声を漏らす。かつては複数の生活道路が機能していたが、地すべり対策工事費用の高騰に伴い、多くのバイパスが放置・廃道化を余儀なくされた。残された主要路線の安全性確保が、文字通り住民の生存条件となっている。