多様性が重視され、過度なイジりやステレオタイプな笑いが敬遠される現代のメディア環境において、ふたりのスタイルはきわめて洗練されている。山添の鋭いツッコミも、山﨑のしなやかな返しも、根底には相手に対するリスペクトと人間味があふれているからだ。
SNSや動画配信プラットフォームの台頭によって個人の活動が容易になった時代だからこそ、このコンビが持つ「掛け算の面白さ」が際立つ。個々で活動しても十分に成立する実力派のふたりが、あえてコンビとして並び立つ意味を、彼らは毎回のパフォーマンスで証明し続けている。