ここで気になるのが、日本のNTTとの違いだ。日本もNTT東日本・西日本が回線インフラを握っている。しかし、日本は「資本分離」や「機能分離」の議論が進みつつも、依然としてNTTグループとしての結束が強い。光コラボレーションモデルによって他社への回線卸しは行われているものの、競争の構図は異なる。
一方の英国モデルは、より徹底している。オープン・リーチはBTグループの傘下でありながら、独自の取締役会を持ち、ブランドも独立している。この徹底した「ファイアウォール(防火壁)」が、他社に対する公平性を担保する。日本が今後、Web3やAI時代に対応した超高速インフラを整備する上で、この英国式の徹底した分離モデルは非常に示唆に富む。