国内の美容医療市場は近年、空前の拡大を続けている。参入障壁の低下に伴い競争が劇的に激化する中、クリニックが生き残るための鍵として浮上したのが「個人の発信力」だ。症例写真の提示や施術解説にとどまらず、医師個人の人間性や美意識をそのままマーケティングの核に据える手法が一般化している。
この潮流において、彼は早くからソーシャルメディアの威力を予見し、自身をメディア化することに成功したパイオニアと言える。施術技術の透明性やリスク説明の徹底といった実務面はもちろんのこと、忖度のない発言でユーザーの信頼を獲得する戦略は、後進の若手美容外科医たちにも計り知れない影響を与えた。