日本の付録市場を牽引し続けてきたパイオニアといえば、宝島社を置いて他にない。同社が発行する『リンネル』をはじめとする人気女性誌では、毎号のように洗練された企画が打ち出され、ヒットを連発している。仕掛け人に話を聞くと、「付録の枠を超えたモノづくり」への執念が透けて見える。
単にキャラクターを印刷するだけではない。生地の厚み、縫製の丁寧さ、ファスナーの引き手の形状に至るまで、一切の妥協を排した仕様が徹底されている。付録目当てで買った読者が、その高い完成度に驚き、次の号もリピート購入する。この好循環が、今のヒット現象を支えているのだ。