『人として』の歌詞の中で最も象徴的なフレーズの一つが、「かっこつけて生きていたい」という言葉だ。一見すると虚栄心のようにも聞こえるこの表現だが、彼らの文脈においてはまったく異なる意味を持つ。ここでの「かっこつける」とは、誰かに見せびらかすことではなく、自分自身の信念や恥じない生き方に誇りを持つことを意味している。
近年のJ-POPシーンでは、複雑なコード進行やトリッキーなライミングを駆使した楽曲がトレンドとなることが多い。しかし、SUPER BEAVERが提示するのは、日本語の持つ響きとストレートなメッセージ性を極限まで高めたロックサウンドだ。邦楽の伝統的な歌ものとしての抒情性と、ロックバンドならではのダイナミズムを融合させたスタイルは、流行に左右されない確固たる立ち位置を確立している。