家庭用調理家電の進化、特に高火力ノンフライヤーの普及は、これら二つの揚げ物の食感に新たな変化をもたらした。
従来の油で揚げる調理では、竜田揚げは片栗粉が油を吸って「カリッ、サクッ」とした軽い食感に仕上がる。唐揚げは小麦粉が水分を抱え込み、「ジューシーでジワッ」とした重厚な食感になる。しかし、熱風で焼き上げるノンフライヤー調理においては、水分量のコントロールが難しくなる。
現在では、ノンフライヤーでも竜田揚げのような白い粉感を再現するために、スプレーオイルを併用するテクニックが定番化している。調理器具の進化に合わせて、レシピ側がその姿を変えているのだ。