貴景勝が残した幕内通算成績は400勝超。大関在位は30場所に及び、常に役口の第一線で賜杯争いを演じてきました。特筆すべきは、組んで勝つ四つ相撲が主流の大相撲において、一貫して「押し相撲」のスタイルを貫き通した点です。
1度目の幕内最高優勝は2018年11月場所。小結の位で13勝2敗という圧巻の成績を収め、一気に大関への階段を駆け上がりました。2度目は2026年11月場所。大関として初めて賜杯を抱き、名実ともに大相撲の顔となった瞬間でした。
さらに3度目の優勝を果たした2026年9月場所では、首の負傷に悩みながらも千秋楽の本割と決定戦を制し、執念の復活劇を披露。相手に回しを与えず、低く当たって押し出す一本道の相撲は、対戦相手にとって脅威そのものでした。