この規格外の怪物を生み出した張本人は、米国のパッカーバット・ペッパー・カンパニー(PuckerButt Pepper Company)の創業者であり、キャロライナ・リーパーの生みの親でもある開発者エド・カリー(Ed Currie)氏です。
ペッパーX開発の経緯と真相には、激辛業界における壮絶な駆け引きが存在していました。エド・カリー氏はキャロライナ・リーパーがギネスに認定された直後から、他国のブリーダーたちが記録を破りに来ることを予見。先手を打つ形で、極秘裏にさらなる高濃度カプサイシンを持つ新種の交配に着手していたのです。
辛味成分を蓄える胎座(ワタの部分)の表面積を極限まで広げるため、10年以上の歳月をかけて遺伝子を掛け合わせ、世代交代を繰り返して品種を安定化。他者が容易に真似できないレベルにまで辛さを引き上げた段階で、満を持して世界に向けて発表されました。