シニアを対象とした各種アンケートからは、夫婦間で温度差や葛藤を抱えるリアルな生の声が浮かび上がってきます。多くの夫婦が直面する高齢者セックスレス原因のトップに挙がるのは、「体力の低下・病気」と「異性としての感情の薄れ」です。
妻側の本音として目立つのは、「閉経後の身体的負担が大きい」「疲れているのに求められるのが苦痛」「家族としての情愛はあるが、行為には抵抗がある」という意見です。一方、夫側の声では「求めて断られるのが怖い」「プライドが傷つく」「体力的・機能的に自信がなくなった」といった心理的なブレーキが多く見られます。
また、子どもの独立や定年退職によって夫婦が24時間顔を合わせる生活になり、かえって距離感の取り方に戸惑って寝室を別にするようになったというケースも珍しくありません。不満や要望を率直に口に出せないまま放置されることで、レスが長期化する悪循環に陥りやすいのが実情です。