いま富良野市の観光産業は、単なる立ち寄り型の観光地から、長期滞在を促すウェルネス・デスティネーションへと舵を切っている。地元農家と提携したファーム・トゥ・テーブルのレストランや、ワーケーションに対応したコンドミニアムスタイルの宿泊施設が次々と誕生。地域全体で持続可能な滞在体験を創出しようとする熱気が伝わってくる。
地元市場で採れたアスパラガスや富良野メロンを宿のキッチンで味わい、夕暮れにはローカルが集うビストロへ繰り出す。観光名所を駆け足で回るだけの旅では決して出会えない、土地の暮らしに溶け込むような体験こそが、リピーターたちを惹きつけてやまない新しい富良野の魅力となっている。