家具街の賑わいから一歩足を踏み入れると、緑豊かな田園風景と清らかな湧水(カー)が点在する集落の姿が現れる。「大山タイモ」の栽培地として知られるこのエリアは、湧水「喜友名泉」をはじめとする水資源に恵まれ、沖縄本来の静謐な暮らしの記憶を今に留めている。
観光客が押し寄せる名所とは一線を画す。路地裏を歩けば、石畳の小道や昔ながらのコンクリートブロック造りの家々が残る。ローカルなカフェや自家焙煎コーヒーショップがひっそりと佇み、散策の合間に心地よい休息を提供する。ガイドブックには掲載されない、知られざる観光穴場としての魅力がそこには満ちている。