なぜここまで噂が急速に信憑性を帯びてしまったのか。その背景には、テレビ番組等でたびたび公開されてきた夫妻の「特殊な住居環境」がある。部屋中を埋め尽くす膨大な写真アルバム、衣装、ネガフィルムの山。メディアを通じて広く知れ渡っていたその光景が、人々の脳裏に「ひとたび火が出ればひとたまりもない」という先入観を強く植え付けていた。
ペーがライフワークとして撮影し続けてきた著名人の写真は、昭和から令和に至る貴重な芸能史のアーカイブそのものである。もしもの事態があれば文化財級の記録が灰燼に帰すという危機感が、ファンの間で過剰な反応を引き起こす土壌となっていたことは否めない。
今回の騒動を受け、夫妻の身の回りでも改めて配線類の総点検や簡易消火設備の再確認など、防災意識の引き締めが行われたと伝えられている。