2026年という現在地から改めて俯瞰すると、漫画業界における表現のフロンティアは常に「フロンティア(辺境)の歴史」を描くことによって開拓されてきたことが解る。白土三平が江戸期の抑圧された社会の底流を描き出し、野田サトルが明治の北海道という未墾の地に光を当てたように、歴史の表舞台から零れ落ちがちな人々の営みこそが、最高峰のエンターテインメントを生み出す源泉となってきた。
巨匠たちが遺した足跡と、新たな世代の作者が打ち立てた革新。ふたつの作品が示すのは、時代劇や歴史漫画が古臭いジャンルなどではなく、常に時代を撃つ最先端の表現媒体であり続けるという真実だ。私たちがページをめくるたびに覚える昂ぶりは、今後も新たな表現者たちによって受け継がれていくだろう。 (出典: カムイ 伝 ゴールデン カムイ(Yahoo!ニュース))
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