2026年の感染症動向において、医療現場が特に注視しているのが「インフルエンザ回復期の重複感染・二次感染」です。インフルエンザによって呼吸器のバリア機能が低下した隙を突き、他の細菌やウイルスが侵入して重症化する事例が報告されています。
特に注意すべき鑑別疾患が「マイコプラズマ肺炎」と「百日咳」です。これらはウイルス感染後の単なる粘膜過敏とは異なり、抗菌薬(抗生物質)による病原体除菌が不可欠となります。見極めのチェックポイントは次の通りです。
・マイコプラズマ肺炎の兆候:インフルエンザ解熱後、数日から1週間ほど経ってから再び38度前後の熱が出る。頑固で深い咳が続き、胸の痛みや倦怠感を伴う。
・細菌性二次感染の兆候:初期の透明な痰から、黄色や緑色の粘り気のある痰に変化した。
・百日咳の兆候:連続して激しく咳き込み、息を吸い込むときに「ヒュー」と笛のような音が鳴る。嘔吐するほど咳き込む。
これらが疑われる場合は胸部X線検査や血液検査、抗原検査が必要になるため、単なる後遺症と自己判断せず速やかな医療機関受診が求められます。