後藤家を襲った試練は一つではなかった。真希の弟である後藤祐樹がダンスボーカルグループ「EE JUMP」のメンバーとしてデビューしたものの、度重なる不祥事により芸能界を去ることとなった出来事は、一家にさらなる影を落とした。
若気の至りによる過ち、世間からの厳しい批判。それでも時子さんは息子の祐樹を見捨てることは決してなかった。挫折し路頭に迷う息子を抱きしめ、何度も手を差し伸べ続けた母の無条件の愛。姉である真希もまた、弟への葛藤を抱えながらも家族として寄り添い続けた。祐樹が後に語った「おふくろの愛があったからこそ、自分は今生きている」という言葉には、どんな苦境にあっても家族の絆を断ち切らなかった時子さんへの深い感謝が込められている。