冷え込む季節の必需品である使い捨てカイロ。使用後に指定の可燃ゴミや不燃ゴミとしてそのまま処分してしまう人は、今なお圧倒的多数を占める。しかし、その捨て方こそが、地球規模の環境改善に向けた貴重な資源をドブに捨てているに等しい事実をご存じだろうか。
使い切った不織布の中には、酸化しきっていない鉄粉、活性炭、塩分、そして保水剤が大量に残されている。これらは単なる灰色の粉末ではない。適切な工程を経て成形加工されることで、海の底に深く堆積した悪臭放つヘドロを浄化し、死の海を生命の宝庫へと劇的に一変させる強力な資源へと変貌するのだ。ゴミ箱へ投げ投げる前に立ち止まること。それだけで、汚れた海を救う第一歩が踏み出せる。