『涙をふいて』が2026年の今、改めて伝説と称される最大の理由が、淵上家の兄妹を演じたキャスト陣のその後の目覚ましいキャリアです。当時のキャスティングの先見の明には驚かざるを得ません。
長女・淵上桃役を演じたのは、当時15歳の上戸彩さん。本作は上戸さんにとって連続ドラマ本格進出の初期作であり、勝男に反発しつつも健気に兄を支える等身大の少女を熱演しました。この直後に『3年B組金八先生』で大ブレイクを果たし、国民的女優へと駆け上がっていきます。
次男・康太役には、当時ジャニーズJr.として活動していた辰巳雄大さん(ふぉ〜ゆ〜)。兄と弟の間で思い悩む多感な少年を好演し、現在は実力派グループ「ふぉ〜ゆ〜」の中心メンバーとして舞台やドラマで確固たる地位を築いています。
そして三男・良太役を演じたのが、当時わずか7歳だった神木隆之介さんです。甘えん坊で愛くるしい演技はお茶の間の視線を釘付けにしました。神木さんはその後、数々の大ヒット映画や朝ドラ主演を務め、日本を代表するトップ俳優へと成長を遂げました。
さらに、勝男を支えるヒロイン・村田珠美役を演じた内田有紀さんの圧倒的な存在感も見逃せません。サバサバしながらも深い思いやりを持つ珠美は、重くなりがちな物語を明るく照らすキーパーソンでした。内田さんは2026年の現在も、名バイプレイヤーとして数々の話題作で輝きを放ち続けています。