ライフスタイル病の増加が叫ばれる中、予防医学や食品栄養学の現場でもバナナの日常的な摂取が推奨されている。厚生労働省が提示する「健康日本21」の果物摂取目標値(1日200g以上)においても、バナナは継続しやすい品目として筆頭に挙がる。
予防医学やスポーツ医学の第一人者として知られる慶應義塾大学の勝川史憲教授らの研究や提言においても、運動習慣と適切な栄養補給の組み合わせが生活習慣病リスクを低減させることが強調されている。特にカリウムによる血圧調整機能や、食物繊維による腸内環境の改善は、代謝異常症候群の予防において極めて価値が高い。単なる食品を超えた予防医学的アプローチとして、バナナは臨床の現場からも再評価されているのだ。