彼女の原点を語る上で外せないのが『CHOCOLATE』や『LADY』といった初期の代表曲です。まだあどけなさが残る歌声の中に、隠しきれない牙と圧倒的なセンスが光っていました。等身大のティーンエイジャーの葛藤を描きながらも、そのフロウはすでに完成されており、日本のヒップホップシーンに「ちゃんみな」という特異点を刻み込みました。
甘く、時に苦いチョコレートのように、彼女の音楽は常に二面性を孕んでいます。傷つくことを恐れず、むしろその傷口を開いて見せるような生々しさが、リスナーとの深い信頼関係を築き上げていったのです。