従来のスーパー銭湯といえば、大きな浴槽に浸かってサッと帰るスタイルが一般的だった。しかし、山崎寿樹氏率いる株式会社温泉道場はその常識を打ち破った。温浴施設に「カフェスタイル」を融合させることで、お風呂上がりに裸足で寛げる居心地の良いリビング空間を創出したのだ。
館内に足を踏み入れると、数千冊のコミックや雑誌、選び抜かれた書籍がずらりと並ぶ。無料の挽きたてコーヒーを手に、ハンモックに揺られながら読書にふける客たちの表情は柔和そのもの。従来の銭湯文化と現代のライフスタイルを高次元で統合した空間づくりこそが、業界を牽引する最大の強みと言える。