高速道路を走行中にパトカーを見かけると、警察組織のどの部隊が管轄しているのか気になる方も多いはずです。兵庫県警の交通部に所属する部隊の中でも、一般道を中心に白バイや覆面パトカーで活動する「交通機動隊(交機)」と、高速道路および指定自動車専用道路を専門に管轄する「高速道路交通警察隊(高速隊)」には明確な役割分担が存在します。
兵庫県警 高速道路交通警察隊の本部は神戸市須磨区に置かれ、県内各地の要所に複数の「分駐隊」を配置しています。代表的な拠点としては、阪神高速の要衝を抑える名谷分駐隊をはじめ、西宮分駐隊(名神・阪神間)、吉川分駐隊(中国道)、姫路東分駐隊(山陽道)、垂水分駐隊(神戸淡路鳴門道)などが挙げられます。広大な兵庫県の地形に合わせて細かく管区が分かれており、各分駐隊が連携しながら管轄路線のパトロールと事故処理、違反取締りを24時間体制で遂行しています。
一方の交通機動隊との違いとして、高速隊は単なる速度違反の摘発だけでなく、ハイウェイ特有の多重衝突事故の防止、落下物の早期排除、パーキングエリアでの防犯活動まで多岐にわたる任務を担っています。スピードレンジの高い過酷な環境下で活動するため、隊員には極めて高度なドライビングテクニックと瞬時の状況判断力が求められます。