メスを入れる範囲を極限まで小さくし、患者の身体的負担を和らげる「低侵襲(ていしんしゅう)手術」。新百合ヶ丘総合病院の外科部門を特徴づける最大の強みが、この分野における圧倒的な症例数と技術革新だ。
同院の手術室では、最新世代の手術支援ロボットが連日フル稼働している。消化器外科、婦人科、泌尿器科をはじめとする多様な領域で、熟練の医師たちが3Dモニターに映し出された微細な高解像度画像を注視しながら、ミリ単位以下の精度でアームを操作する。手ぶれ補正機能と関節の自在な可動域により、従来の開腹手術では困難だった複雑な部位の切除や血管の縫合が、極めて少ない出血量で完了する。
「手術翌日には歩行を始め、数日後には退院できる。社会復帰のスピードが従来のやり方とは比べものになりません」と現場の執刀医は語る。体に残る傷跡が小さく抑えられることは、患者の身体的ストレスのみならず、精神的な負担をも劇的に軽減させているのだ。