「あかさたなはまやらわ」の順番はなぜ?五十音図の歴史と覚え方

「あかさたなはまやらわ」の順番はなぜ?五十音図の歴史と覚え方

「あかさたなはまやらわ」の順番はなぜ?五十音図の歴史と覚え方の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

現代の日本語における「あかさたな行一覧」と、濁音・半濁音の発生ルールを整理すると以下のようになります。

【五十音の基本行(清音)】
・あ行(ア・イ・ウ・エ・オ)
・か行(カ・キ・ク・ケ・コ)
・さ行(サ・シ・ス・セ・ソ)
・た行(タ・チ・ツ・テ・ト)
・な行(ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ)
・は行(ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ)
・ま行(マ・ミ・ム・メ・モ)
・や行(ヤ・[イ]・ユ・[エ]・ヨ)
・ら行(ラ・リ・ル・レ・ロ)
・わ行(ワ・[ヰ]・[ウ]・[ヱ]・[ヲ])
・撥音(ン)

濁音・半濁音のルールにも歴史的な理由があります。清音(カ・サ・タ・ハ)に濁点(゛)を付けることで声帯を震わせる有声音(ガ・ザ・ダ・バ)へと変化します。ここで注目すべきは「なぜハ行だけ『半濁音(パ行)』が存在するのか」という点です。

奈良時代のハ行は「pa, pi, pu, pe, po(パ・ピ・プ・ペ・ポ)」と発音されていました。それが平安時代に「fa, fi, fu, fe, fo(ファ・フィ・フ・フェ・フォ)」へと変化し、江戸時代以降に現在の「ha, hi, fu, he, ho」へと軟化しました。もともと唇を弾く破裂音だった名残として、ハ行には濁音(ば行)だけでなく半濁音(ぱ行)の対応関係が残されています。

また、現代では「あかさたなはまやらわをん」の46文字が基本とされますが、かつては「ゐ(wi)」「ゑ(we)」といった独立した発音が存在し、5段×10行のマス目がすべて埋まっていました。音の統合によって使われなくなった文字が整理され、現在のすっきりとした表へと進化を遂げました。

加藤 愛美
Author

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。