この潮流をビジネスに真っ先に取り入れたのが、大手飲料メーカーやWebサービス企業だ。従来の「整った企業キャラクター」による商品説明はタイムラインで流されがちだが、自社の失敗談やユーザーの日常の悩みを「自虐的な笑い」を交えたイラストで発信するアプローチが絶大な成果を上げている。
宣伝色を徹底的に消し去り、ユーザーに「わかる」「くだらなすぎて最高」と思わせることで、ブランドに対する親近感とエンゲージメントが飛躍的に向上する。企業の広報担当者によれば、完璧なPR用画像よりも、ラフで笑える1枚絵のほうが拡散数・コンバージョン率ともに数倍以上の差をつけるケースも珍しくないという。