毎日薬のように錠剤を飲むことに対して、心理的な抵抗感を持つ人は少なくありません。この点について、販売元である大正製薬の公式窓口やQ&A資料では明確な見解が示されています。大正製薬公式見解長期連用に関するアナウンスによると、「新ビオフェルミンSは人の腸内に生息する善玉菌を配合した指定医薬部外品であるため、毎日継続して服用しても体に害はなく、全く差し支えない」と回答されています。
なぜ継続的な服用が推奨されるのかというと、外から摂取した生きた乳酸菌と腸内フローラの変化には時間的な限界があるためです。サプリメントや医薬部外品として口から取り入れた乳酸菌は、腸内で一定期間定着して善玉菌を応援する物質を産生しますが、永久に腸内に住み着き続けるわけではありません。およそ3日から1週間程度が経過すると、便とともに体外へと自然に排泄されてしまいます。
つまり、腸内の生態系を安定した善玉菌優位の状態にキープするためには、外部から毎日定期的に良質な菌を送り込み続ける「補充療法」が合理的な手段となります。ただし、製品添付文書の「相談すること」の項には「1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること」との注意喚起が記されています。長期間漫然と飲み続ける行為が肯定されるのは、あくまで「症状が安定している場合」に限られる点は留意すべきです。