御手洗家の次男・真希子の連れ子である新易を演じた岩田剛典の存在も、物語に深い陰影を与えている。引きこもりとなり、母の異常な執着に困惑しながらも、引き裂かれた家族の中で葛藤する複雑な役どころを見事に演じ切った。杏子との出会いによって自らの過去と向き合い、真実を暴くためのキーマンとなっていく変化の過程は極めてドラマチックだ。
彼の演じるキャラクターが持つ「善と悪のはざまで揺れる人間らしさ」が、単なる愛憎劇に終わらない深い余韻を観客に残す。実力派キャスト陣が集結した日本のテレビドラマとして、それぞれのキャラクターが背負う背景が丁寧に描かれている点が高く評価されている。