あべのハルカス展望台は、単に高い場所から外を眺めるだけの施設にとどまりません。58階・59階・60階の3層吹き抜け構造によって、多彩な空間体験が設計されています。
最上階の60階「天上回廊」は、全周ガラス張りの屋内回廊で、まるで空中を散歩しているかのような浮遊感を味わえます。一方、58階「天空庭園」は上空まで吹き抜けになったオープンエアのウッドデッキ空間です。同フロアに併設されたカフェレストラン「SKY GARDEN 300」では、名物の「パインアメソフトクリーム」や本格的な軽食、クラフトビールを提供しており、開放的な屋外テラスで風を感じながら過ごす時間は格別です。
天候に関して、「雨や曇りの日は行く価値がないのでは」と懸念する声も少なくありません。しかし、現場を観察すると、雨天ならではの独特な魅力が存在します。低く立ち込めた雨雲が展望台の足元を覆うと、まるで雲海の上に浮かんでいるかのような幻想的な光景(通称:天空の城状態)が出現します。さらに、ガラス面に付着した雨粒に大阪のネオンが乱反射する夜景は、晴天時とは異なる情緒的な輝きを見せてくれます。雨天時は比較的空いているため、静寂の中で空間演出に浸りたい人にとっては隠れた好条件と言えます。