メジャーリーグ(MLB)では近年、救援投手が初回から登板する「オープナー」や、投手の登板間隔を柔軟に変えるショートスターター戦略が一般化した。そのため、MLBの「Probable Pitchers(先発予定)」は当日の戦術変更によって直前に覆ることも珍しくない。
対して、日本のNPBにおける先発予告は、中5日〜中6日のローテーションを守る本格派エース同士の「真剣勝負」を担保する制度として独自進化を遂げた。中日・高橋宏斗、オリックス・宮城大弥といった球界を代表する名投手がしっかりと準備を整え、予告されたマウンドで対峙する。この重厚感あふれる投手戦のストーリー性こそが、日本のプロ野球が世界に誇るエンターテインメントの源泉だ。