今年、東京の動物行動学研究チームが発表した論文が話題を呼んでいる。猫は人間の皮膚や呼吸から分泌される微量のストレスホルモン(コルチゾール)の変化を嗅ぎ分ける能力を持つという。
飼い主が疲労や不安を感じている時、猫はそれを敏感に感じ取る。「守られている」と感じたいのは猫の方だけではない。猫自身が「この人間を守らなければ」という保護本能、あるいは「最も安心できるリーダーに密着してリスクを分散させる」という生存本能から、腹部という体の中心部分にアクセスしてくるのだ。つまり、猫が乗ってくるのは、あなたの日頃の緊張を和らげようとする直感的なセラピー行動でもある。