同社を象徴するもう一つの顔が、世界中で愛される人気キャラクターハローキティを起用した長年のブランディングだ。生保業界特有の「難解で堅苦しい」「死や病気を連想させてとっつきにくい」というネガティブなイメージを緩和し、女性層やヤングファミリー層への心理的ハードルを下げることに絶大な成果を上げた。
経営の歴史を振り返ると、元社長である米山晃氏の体制下で築かれた独自の経営スタイルが根底に流れている。「特化型」「他社が踏み込まない領域での差別化」を徹底する姿勢は、大手の背中を追うのではなく、自社にしかできない価値を提供する独自路線を確立させた。
ブランドの親しみやすさと経営の堅実さが噛み合った結果、親から子へと二世代、三世代にわたって契約を継続する顧客も少なくない。派手なテレビCMを連発するのではなく、地域に根ざした草の根の信頼関係を何よりの資産とする戦略が実を結んでいる。