厳しい目を持つVCが今、最も熱い視線を注ぐ企業の共通点とは何か。第一に「明確なPMF(プロダクトマーケットフィット)の実証」、第二に「強固な参入障壁(データおよび特許モート)」、そして第三に「レジリエンスを備えた経営チーム」の存在だ。
かつてのように「ユーザー数のみの拡大」を追うモデルは敬遠される傾向が顕著になっている。早期から明確なマネタイズポイントを提示し、健全なユニットエコノミクスを証明できる企業だけが、次回ラウンドでのステップアップを果たしている。
また、CFO(最高財務責任者)の役割がこれまで以上に重要視されている点も見逃せない。資金調達環境の変動に左右されない強固な財務戦略と、資本効率を意識した資金配分(キャピタルアロケーション)ができる起業家チームに、優良案件が集中する極端な二極化が進行している。