近年のシーズンを通じて特筆すべきは、中井のフィジカル面の劇的な向上である。専属のアスレチックトレーナーとともに取り組んだ肉体改造により、下半身の安定感と体幹の強さが目に見えて増した。これにより、相手ボランチと激しくぶつかり合う局面でもバランスを崩さずにボールを保持できるようになった。
プレースタイルも「魅せる司令塔」から「勝利を寄せるアンカー・インサイドハーフ」へとシフトしている。相手の攻撃の芽を摘むインターセプトの回数が増加し、運動量も格段に向上。守備面での計算が立つようになったことで、監督にとっても「使い勝手の良い、勝負を委ねられる選手」としての信頼を獲得するに至っている。