日本の連続ドラマといえば、1話あたり数千万円程度の制作費が相場だった。そこに風穴を開けたのが本作だ。1話あたり約1億円とも報じられた巨額の予算投入は、当初、業界内で「無謀な賭け」とすら囁かれていた。
だが、蓋を開けてみればどうだ。画面から漂う映像の重厚感、広大な砂漠を駆け抜けるカーチェイス、妥協の一切ない美術と音響。スクリーンで観る映画と何ら変わらない没入感が、毎週無料の地上波放送で流れたのだ。視聴者は度肝を抜かれた。金の使い方と覚悟次第で、日本のテレビもここまでできる。その事実を証明した功績は計り知れない。