都内の大手スーパーや深夜営業のコンビニで導入が進むのが、AIを搭載した防犯カメラシステムだ。万引き犯の検知だけでなく、過去にトラブルを起こした人物の顔データを登録し、入店した瞬間にスタッフのスマートデバイスへ通知が飛ぶ仕組みが実用化されている。
ここで厄介なのが、本人に直接「あなたは出入り禁止です」と告げない「サイレント出禁」の増加だ。店舗側はトラブルを避けるため、あえて口頭での警告を行わない。ただ、入店した瞬間にマークされ、スタッフが不自然に監視を強めたり、レジでの対応を意図的に冷淡にしたりする。客側は自分が排除されていることに気づかないまま、見えない壁に阻まれることになる。