枠連を扱う上で絶対に知っておかなければならないのが、出走取消や競走除外が発生した際の「返還ルール」に潜む罠だ。これを知らずに痛い目を見る初心者は後を絶たない。
通常、馬連で購入した馬が出走取消になった場合、その馬絡みの投票券は全額返還(買い戻し)される。しかし、枠連では挙動が全く異なる。例えば、8枠に16番と17番の2頭が配置されていたとしよう。あなたが「16番が勝つ」と見込んで枠連「1-8」を購入していたとする。発走直前に16番が脚を痛めて出走取消になった場合、どうなるか。
答えは「返還されない」のだ。8枠にはまだ17番が残っているため、あなたの枠連「1-8」は「1枠の馬と17番の組み合わせ」としてそのままレースが続行される。本命馬が消え、全く期待していない同枠の伏兵馬に命運を託す羽目になる。これが通称「同枠取消の落とし穴」である。逆に、その枠に所属するすべての馬が取り消された場合に初めて返還対象となる。多頭数出しの枠を買う際は、このリスクを常に計算に入れておかねばならない。