股間の痛みが悪化し、泌尿器科で「慢性前立腺炎」や「慢性骨盤痛症候群」と診断された場合、「もう一生自転車に乗れないのか」と落胆する愛好家は少なくありません。しかし、正しい治療とステップを踏めば、ライドへの復帰は十分に可能です。
排尿痛や強い自発痛がある急性期においては、自転車乗車をきっぱり中断して治療に専念することが最優先です。泌尿器科で処方される抗生物質(細菌性の場合)やセルニルトン(植物エキス製剤)、α1遮断薬、漢方薬などを適切に服用し、炎症を落ち着かせます。
痛みが寛解期に入ってからの復帰ステップでは、いきなり長距離を走るのではなく、平坦なルートでの20〜30分程度の短距離走から身体を慣らしていきます。走行中も「15分に一度はダンシング(立ち漕ぎ)を取り入れて血流を再開させる」、「走行後は入浴で骨盤周囲をしっかり温める」といったセルフケアを徹底することで、再発のリスクを最小限に抑えられます。