医療機関のアンケートや子宮筋腫手術体験談ブログで最も多く寄せられる声は、「自分の体にはこれほどエネルギーが残っていたのか」という体調の劇的快復に対する驚きです。手術前、多くの患者は過多月経重度貧血の改善がもたらすインパクトを過小評価しています。ヘモグロビン(Hb)値が健常値の半分近い6〜7g/dLまで低下していても、人間の体は徐々にその酸欠状態に慣れてしまうため、「疲れやすいのは仕事や加齢のせい」と我慢を重ねてしまうケースが後を絶ちません。
東京都内のIT企業に勤務する40代女性の手記には、手術直後の鮮烈な心境が記されています。
「朝起きる瞬間の鉛のような倦怠感、階段を5段登るだけで動悸が激しくなる毎日を10年間耐えていました。夜用ナプキンが1時間持たず、外出先のトイレマップを暗記する生活から解放された日の朝、視界の鮮やかさと足の軽さに病室で涙が止まりませんでした」
さらに見逃せないのが、子宮筋腫術後お腹の凹み変化です。巨大筋腫や多発性筋腫の場合、摘出した筋腫の重量が500g〜2kg(赤ちゃんの頭ほどの容積)に達することも珍しくありません。術前は「中年太りや内臓脂肪」と誤認していたぽっこりお腹が物理的になくなり、膀胱や大腸への圧迫が消失。頻尿のために1晩に何度も起きていた睡眠障害が解消し、胃腸の通過障害が整った結果、便通や姿勢まで改善したという証言が相次いでいます。