モータースポーツの現場において、マシンを極限の状態で運ぶトランスポーターの役割はきわめて重い。1分1秒を争うレース車両を傷ひとつなくサーキットへと届ける専用車は、まさに移動するガレージであり、チームの戦力を左右する影の立役者だ。
自身もドライバー「モリゾウ」としてハンドルを握るトヨタ自動車の豊田章男会長は、モータースポーツを支える物流スタッフや現場作業者への深い感謝と敬意をたびたび口にしている。過酷なレース現場を支えるトランスポーターの信頼性と安全性の追求は、ひいては一般の市販車物流や輸送機材の耐久性向上へと還元される。現場を愛する熱い情熱が、技術進化の強大な推進力となっている。