竹内結子さんの名前を全国区へ押し上げた決定打が、1999年度後期のNHK連続テレビ小説『あすか』のヒロイン抜擢です。オーディションで約2,000人の応募者の中から選ばれ、京都の老舗和菓子屋で伝統と向き合いながら成長する宮本あすか役をみずみずしく演じ切りました。過酷な長期撮影スケジュールの中、職人としての芯の強さと朗らかな人間味を両立させた演技は、老若男女問わず幅広い世代から絶大な支持を獲得します。
その後、2000年代初頭の日本のドラマ界を牽引する存在となった彼女は、2002年にフジテレビの看板枠「月9」で初主演となる『ランチの女王』に出演。洋食店「キッチンマカロニ」に舞い込んだヒロイン・麦田なつみ役として、名物のオムライスを一口食べた瞬間に見せる至福の表情は、ドラマ史に残る名場面として語り継がれています。江口洋介さん、妻夫木聡さん、山下智久さん、山田孝之さんといった豪華キャストの中心に立ち、作品を力強く牽引しました。
さらに2004年には、木村拓哉さんと共演した『プライド』でヒロイン・村瀬亜樹役を担当。アイスホッケー選手と心を通わせる「古き良き時代の女」を繊細に体現し、期間平均視聴率25.1%、最高視聴率28.8%という驚異的なメガヒットを記録しました。劇中で見せる上品な佇まいと健気な眼差しは、現在流通している当時の画像アーカイブを見ても息を呑むほどの完成度を誇っています。