ネットオークションやフリマアプリでの直接個人取引は、中間マージンがないため一見魅力的に映ります。しかし、現場取材では「エンジン始動確認済み」と記載されていた機体を購入したものの、いざ負荷をかけて草地へ入るとクラッチが滑って前進しない、刈刃クラッチを入れると異音とともにエンストするといったトラブルが頻発しています。
出品者が「実演未確認」「ノークレーム・ノーリターン(現状渡し)」を強調している場合、過負荷時の不具合やオイル漏れを把握した上で出品しているケースも少なくありません。大型農機具は個人間での返品発送が極めて困難であり、送料だけで数万円を失う事態に陥りがちです。
信頼性の高い農機具中古販売店を選ぶ際は、以下の基準を満たしているかを確認します。
- 実負荷テストの実施:単なる空転エンジン始動だけでなく、実際に草地や負荷をかけた回転テストを行っているか。
- オイル・消耗品の交換状況:エンジンオイル、ミッションオイル、ベルト類の点検・交換履歴を明示しているか。
- パーツ供給ルートの保持:旧型モデルであっても補修部品の調達可否を即答できる技術力があるか。