鉄華団の崩壊と激動のドラマは、ビスケット・グリフォンの死から加速した。オルガの暴走を止める「ブレーキ」だった彼の喪失は、鉄華団の舵取りをより苛烈で後戻りのできない道へと決定づけてしまう。
また、頼れる兄貴分であった名瀬・タービンやアミダ・アルカの散華、それに続くラフタ・フランクランドの白昼堂々の暗殺は、視聴者に「誰も安全な場所にいない」という戦慄を与えた。特に日常の買い物の最中に命を奪われたラフタの最期は、戦場以外の場所にも死が潜むリアルな恐怖を浮き彫りにした。
宇宙決戦でのノルバ・シノによる決死のダインスレイヴ射撃の失敗と戦死、そして最期の瞬間まで敵を道連れにし、仇敵イオク・クジャンを大型ニッパーで粉砕して果てた昭弘・アルトランド。彼らの生き様は、泥臭くも圧倒的な熱量をもって視聴者の心に焼き付いている。