私たちは普段、エンターテインメント作品を通じてその暗闘の断片を目にしている。NetflixやHBOといった世界的な配信プラットフォームで制作される重厚なドラマ群は、単なるフィクションにとどまらないリアリティを放つ。中でも『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は、主人公が権力を掌握するために他者の弱みを握り、メディアを操り、政敵を排除していく過激なプロセスを描き出し、世界中にショックを与えた。
優れたポリティカル・サスペンスが視聴者を惹きつけて離さない理由は、劇中で描かれる汚い手口や買収の構図が、現実の政治空間で起きている出来事と酷似しているからに他ならない。ドラマの脚本家たちは、実際の政界関係者やロビイストへの取材に基づいて物語を構築している。画面の中で展開される陰謀は、現実の政界の鏡像と言っても過言ではない。